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TITLE
Dancer's Editon
カンパニー・モス=ボンテ ダンス映像集
TOTAL 107分
PRICE 3150円 (税込、送料別)
FORMAT
DVD-VIDEO / PAL

[仕様]
DVD-VIDEO|2006年/ 107分/16:9 * 4:3/ベルギー/カラー/ドルビーステレオ/片面1層/PAL

[サンプル動画]
サンプル映像
インタビュー in 韓国(ソウル・パフォーミングアーツ・フェスティバル) 準備中です。
購入前に必ずご確認ください!
この商品は、ベルギーからの直輸入版です。
PAL規格のため一般のTVモニターでは見ることができません。

[再生できる環境]
■DVD再生が可能なコンピューター
■液晶プロジェクター(古い機種で再生できないものもあります。)
■PAL対応テレビ
購入後、お持ちの機材で再生できないなどの対応はお断りしております。
ベルギー直輸入。
コンテンポラリー不朽のクラシック。サウンド、ファッション、パフォーマンス、何から何まで完璧なダンス映像。1990年〜2003年までの代表作を収録!


静かに心臓がドキドキしてくる作品ばかり。見た夢をそのまま映像化したら、きっとこんな感じの映像になるだろう。エドワード・ゴーリーの絵本にハマッた人向け!音楽は、サンプリング、アンビエントノイズなど、音だけでも彼らのDEEPでDOOPな世界が味わえる傑作集です。
こんなにハイクオリティーな作品が1990年から作られていたかと思うと、鳥肌が立ちます。オススメです。



REVIEW
同意できない世界でどう生きていけばよいのか?
その苦悩もその歓喜もわがこととは思えない人間たちとともに、どう生きればよいのか?
彼らとはつながっていないのが分かっているのに?
ミラン・クンデラ著『不滅』(菅野昭正訳)第5部「偶然」第16章

GOIT RECORDSレーベルのDVD第一弾『les Films』は、ベルギーのニコル・モスとパトリック・ボンテによる<カンパニー・モス=ボンテ>の映像作品集である。
ジャチント・シェルシ(伊/1905-1988)のピアノ組曲を背景に、失われた愛の軌跡を辿るデュオ作品Scelsi suitesから始まり、ソ連時代のシベリアで自分の指揮下にあった女たちを回顧する、ロシア語の響きが耳に残る演劇的な作品Rien de réel、そしてある男の夢を描いたIntempériesの3本は"振り付けられたフィクション"(Fiction chorégraphiques)である。これに対し、12名のダンサーと俳優がブリュッセルの北駅と南駅の間でパフォーマンスを展開する、ライブ感とユーモアの漂うInjonction III は"ドキュ=フィクション"(Docu-fiction)にあたる。"フィクション"という語から、小説を読むように観てごらん、と促す声が聞こえてくる。

<モス=ボンテ>の舞台と映像作品に共通するのは「意識や感覚の陰(かげ)になっている領域を探り、日常の世界を新たな別のアプローチで提示すること」(ウェブサイトより)である。この姿勢は、映像作家Dirk GryspeirtとMichel Jakarを迎えた本DVDの収録作品にも貫かれている。モノクロに近い曖昧な色彩や、他者との違和感を強調する遠近法などの共通要素により、どの作品にも「不安」という陰が通底音の如く流れている。周囲の人が霧の向こうに消え、滑り落ちてゆく象徴的な演出だけでなく、Scelsi suitesでのニコル・モゾと、ヒッチコックの『めまい』に登場するキム・ノヴァクの髪型が似ているといったディテールにも、不安のパルスが脈打っている。
これらの作品からは、冒頭で引用したミラン・クンデラの小説の言葉と同様に、日常の中の違和感、疎外感に向けられた眼差しが伝わってくる。その眼差しを通じて、別のアプローチから見た世界だけでなく、現代に生きるわれわれが取るべきアプローチそのものを -つまり、「違和感」と「疎外感」を恐れずに直視することを- 彼らが提示しているように感じられる。

今回収録されている1990年代の作品は、風化せずに独特の世界観を持ち続けているが、2004年発表のLight!など、<モス=ボンテ>の優れた映像作品はまだまだあるので、来日公演の実現とともにこれから紹介されることを願う。


福冨達夫
財団法人セゾン文化財団プログラム・オフィサー。東京生まれ。アメリカ、イギリス、ルーマニアで育つ。1994年より日本の現代演劇とコンテンポラリーダンスを支援するセゾン文化財団に勤務。ジャズDJとしても活動。

PROFILE
カンパニー・モス=ボンテ Compagnie Mossoux-Bonté
振付家兼ダンサーのニコル・モス(Nicole Mossoux)と、作家兼プロデューサーのパトリック・ボンテ(Patrick Bonté)がベルギーのブリュッセルを拠点に1985年に結成したカンパニー。以来二人は、ダンスと演劇の両分野を交配させ、さらにマイムや人形劇の要素を取り入れた新しい言語の創造を目指してハイブリッドな作品をつくり続けている。
2006年9月現在までの20年以上にわたり、19の舞台作品と4本の映像作品を発表。ベルギー国内はもちろん、欧州やオセアニア、北米・中米などで幅広くツアーを開催し、アヴィニヨンなどの主要フェスティバルにも参加している。日本公演はまだ実現していないが、アジアでは過去に「香港アーツフェスティバル」、また2006年秋には韓国の「ソウル・パフォーミングアーツ・フェスティバル」に参加する予定である。


収録作品

20分

1991年度ウィーン国際音楽センター創作ビデオ部門賞グランプリ受賞

16分

24分

1994年度リエージュ・ビデオ賞受賞

14分

21分

1998年度ブリュッセル・ボタニック・フランス語圏文化センター最優秀オリジナル・シナリオ賞などを受賞

12分